精神科学教室 活動報告

第2回いたばしこころの連絡会

2018.10.24

平成30年10月23日、ホテルメトロポリタンにて、第2回いたばしこころの連絡会が大塚製薬株式会社と当院の共催により行われました。大塚製薬からの情報提供の後は、以下のようなプログラムでした。

一般演題 当教室シニアレジデント 森岡久雄

「当院における双極性障害の診断と治療~病診連携に向けて~」

特別講演 一般社団法人日本うつ病センター理事長 樋口輝彦先生

「双極性障害の薬物療法 とりわけ維持療法の問題点と対策」

今回のプログラムは、前回のアンケート結果も踏まえ、当科で地域の先生からご紹介頂いた双極性障害の症例を紹介するとともに、エキスパートの先生からコメントや関連した講演を頂くという構成にしてみました。一般演題では臨床に即した質問を頂くことができましたし、特別講演では樋口先生に普段なかなか伺えない臨床経験を織り交ぜながら、双極性障害の薬物療法の基本を再確認させて頂くことができたと思います。

講演後の情報交換会でも、地域の先生と紹介・逆紹介したケースについて情報を確認したり、お互いの診療の状況について意見交換したり、と有意義な場にして頂けたのではないかと感じています。

当院・当科では「顔の見える連携」を目指し、このような取り組みも含めて地域連携を深めていく所存ですので、今後ともご指導・ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。最後に、ご参加頂いた先生方、共催して頂いた大塚製薬の皆さん、大変ありがとうございました。

栃木衛

押久保医師の論文が「精神科」誌に掲載されました

2018.08.17

科学評論社出版の「精神科」誌7月号(第33巻第1号)に、押久保岳医師の原著論文「アルツハイマー型認知症患者における内側側頭部の萎縮と記憶機能低下の関連」が掲載されました。本論文は、アルツハイマー型認知症で特徴的に見られる内側側頭部の萎縮の程度を、MRI画像から読み取るための画像処理・統計解析ソフトウェアであるVoxel-based specific regional analysis system for Alzheimer’s disease (VSRAD)に関して、関心領域(volume-of-interest)における萎縮の程度(VOI内萎縮度)が認知機能のどのドメインと関連するのか明らかにすることを試みると同時に、これまで健常高齢者を対照群として計算されていたVSRADの識別率を実臨床場面でのデータをもとに示すことにより、VSRADの有用性についても新たな検討を加えたもので、今後、臨床場面でVSRADの解析結果を解釈する際に役立つ重要な知見となることが期待されます。

Copyright(c) 2014 帝京大学医学部精神神経科学講座 Inc. All Rights Reserved.