精神科学教室 活動報告
第46回日本救急医学会学術集会
2018.11.21
平成30年11月19-21日、第46回日本救急医学会学術集会が本学救急医学講座主任教授・附属病院院長 坂本哲也大会長のもと、パシフィコ横浜にて開催されました。当科からは松村謙一助教が「肺炎に伴うせん妄と緊張病性昏迷の鑑別に苦慮した統合失調症の1例」についてポスター発表しました。参加されている先生から薬物療法に関しての質問があり、せん妄に対しては鎮静などの目的にて抗精神病薬、緊張病性昏迷が診断されてからはベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)を使用した旨をお伝えしたとのことです。他の演題発表では、救急医と精神科との連携で困っているという話が散見されました。当院は他の医療機関よりも救急科・精神科の連携に恵まれていると思われますが、これは、日頃より院内の先生方のご協力があってのことだと思います。今後も、これまで同様に他科・救急科との連携(リエゾン診療)に注力していきたいと思います。
東京精神医学会第114回学術集会
2018.11.06
平成30年11月3日、ステーションコンファレンス東京にて東京精神医学会第114回学術集会が開催されました。本学会は年3回開催されており、症例報告を中心に発表が行われています。今回、当医局からは以下の2演題が発表されました。
佐藤研一、金田渉、稲垣晃子、金田智代、御代あかね、藤枝由美子、渡邊由香子、管心、安西信雄、池淵恵美「統合失調症のデイケアを対象としたリカバリー実態調査」
林直樹、五十嵐禎人「妄想発展プロセスについての患者報告に基づく実証的研究」
前者はデータに基づく実直な発表で、フロアからも好意的に受け取られていたということです。次回は来年3月2日、東京女子医科大学で開催されるとのことです。