精神科学教室 活動報告

トゥレット障害の研究論文が受理されました

2015.07.08

東京大学医学部精神神経科・こころの発達診療部を中心に行われているトゥレット障害の遺伝研究の一部をまとめた論文が受理されました。トゥレット障害の候補遺伝子であるSLTRK1の意義を日本人集団において調べたものです。

Inai A, Tochigi M, Kuwabara H, Nishimura H, Kato K, Eriguchi Y, Shimada T,
Furukawa M, Kawamura Y, Sasaki T, Kakiuchi C, Kasai K, Kano Y.
Analysis of  SLITRK1 in  Japanese patients with Tourette syndrome using a next generation sequencer.
Psy chiatric Genetics in press.

栃木 衛 

第15回日本外来精神医療学会のシンポジウムで発表を行いました

2015.07.06

林 直樹:自傷・自殺未遂患者に対する外来精神医療:地域の社会資源とどう連携するか? シンポジウム1:外来精神医療における自殺予防の課題,第15回日本外来精神医療学会,東京,2015.7.4

  このシンポジウムの他の発表者とテーマは,上條吉人先生 (埼玉医科大学病院救急科) 「救急施設に搬送される過量服薬患者にみる外来精神科医療の問題点」,西村由紀先生 (特定非営利活動法人メンタルケア協議会) 「電話相談の現場から見えてきた外来精神科医療の課題」,黒田安計先生 (さいたま市保健福祉局保健部)「自殺対策のための地域医療連携の試み一外来精神医療の視点を中心に」でした。このシンポジウムの司会は,松本俊彦先生でした。シンポジウムの内容は,とても濃くて,すごく勉強になりました。この「外来精神医療における自殺予防」は,現状では不十分な点が多いのですが,今後伸びるかもしれないという希望を感じました(伸びてもらわなければ困るのですが….)。2015_h5.jpg

 

発表会場の明治学院大学白金キャンパス 3号館

風格のある建物の多い雰囲気のよいキャンパスです。→

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