精神科学教室 医局員の声

きみあきの休み時間 2nd 医局紹介

2016.01.12

医局紹介

自己紹介の次は医局紹介をするのがきれいだし、自然だと思う。だけどこれは難しい。2016年の1月現在においては、僕はまだ新入局員であって、どうのこうのと言えるほど全体を詳しく把握してはいないからだ。言ってみれば、出会って9か月しか経っていない知り合いを紹介するようなものだ。今回は5回2失点、いや3失点、打者ならポテンヒット、いや四球で出塁、いや、凡打だけど一生懸命走って一塁にヘッドスライディングすればいいんじゃないかな。

こうして、誰に頼まれたわけでもない自分で立てたテーマをどう書いたらいいものかと、ひとりで勝手に悩んでるわけだけど、それでも、今までに2つの内科の医局(大学病院と市中病院)に属した経験をもとに、何かしら伝えることは可能だろう。

この回を誰に向けて書くか。この大学で初期研修している人たちはローテすれば分かることだから、不要だろう。今回は、僕がそうだったように、別の病院で初期研修をしている人、もしくは学生で精神科に興味を持っている人向けだ。そして、彼らの多くが求めているものは、医局や病棟の雰囲気であって、たぶん学術的な話ではなかろう。後者の方は、個別相談で。ほんとに。

思いつくままに述べていくと、同僚や上下関係、人間関係ですが、これが、いい。実際の話。ギスギスしていない。精神科の性質上、各個人の資質に合わせた接し方、活かし方を意識的にか無意識的にか、考えてくれているんではないかと。いや、知らないけど、そういう面は多少なりともあるだろう。興味なし、というほど突き放しているわけでもなければ、「ホウレンソウって知ってるか」的なありがた迷惑を施すわけでもなく、これはたぶん、関係の取り方が絶妙なんだろう。

臨床のこと、進路のことで、疑問点や困っていることを気軽に相談できる。気軽にだ。

本当の意味でチーム医療を実現しているところも、いい。例えばカンファレンスでは全職種が集まって議論する。裏返せば、誰ひとり欠かせない。ピッチャーだけで野球はできない。全ポジションが集まる。最後にもうひとつ、何気ない自然な声かけ。何度か救われてます。まだ言及していないこともありますが、そろそろ1,000字になりますので。 

(今後の予定についてですが、ド真面目な回、ただの趣味回、勉強回、何の関係もない回、回想回、その都度その都度、IQを上下させながら書いていこうと思います。)

渡邊公聡

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きみあきの休み時間 1st 自己紹介

2016.01.05

自己紹介

新年、明けましておめでとうございます。風が吹いています、私は寒いです。朝はどうしてあんなにこっぴどく寒いのでしょう。あれは、眠気と関係しているんだよ、眠くてあくびをするでしょう、そうしたら全身の毛穴が開いて、冷気を吸い込んで、びりびりするんです。違うね。でも、なんだか、そんな気がするじゃないか。

きみは北海道の人間だったのだから、こんな寒さなんともないでしょう、とよく言われる。それは違う。あそこはマイナス20℃のアナと雪の女王の世界、雪や氷が視界に入ったとたん、動物的本能のうちに全身を引き締めて毛穴をふさぐから、案外平気なのである。北海道の人間は、1月だろうと2月だろうと、雪が降っていなければ、あぁ、まだ秋なんだ、もしかしたら春かも、と誤認する。だから冬じゅう、引き締まらない体になってしまっている。寒くて仕方がない。(1)

話は変わるが、昨年のお正月、私は大学院の入試対策をしていたらしい。机をひっぺ返していたら、ちゃあんと記録が出てきた。もうぐずぐずしてられなかった。私は母校帝京大学から遠く離れた北海道で医師をしていて、試験の情報がまったく入手できなかったのである。過去問がない。どうしたか。そういうときは試験の趣旨から考えるんだ。単純な知識なんか聞いてくるわけがない。論文だ。もちろん英語に決まってる。そういうわけで、内科と精神科の論文を片っ端から読んだ。メロスは読んだ。いや、ほんと読んだ。うすら寒いほどの量を乱読したらしい。1日1本のペースだ。まだ精神科に入局する前だというのにAntipsychotic Drug Effects on Brain Morphology in First-Episode Psychosis (Arch Gen Psychiatry:2005) やらEffectiveness of Integrated Psychological Therapy (IPT) for Schizophrenia Patients (Schizophrenia Bulletin,2011) やらも読んでいる。自分はそんなことをする奴だったのだ。バイポーラなのかもしれぬ。結局、どんな問題が出たか忘れた。

 私は昨年の4月に帝京大学医学部の精神科にシニアレジデントとして入局しました。なんでわざわざ家族を東京に連れてきてまで大学に戻ってきたのかとよく聞かれたものだ。市中病院の内科が、嫌だったわけではありません。ひそかに感染症という分野が好きでした。でも精神科に魅せられたのと、プライベートがズボラな性格だけに、逆になぜか仕事はキッチリやりたいと考えて帝京大学病院に戻ってきました。

 母校が帝京大学医学部で、出身は北海道で、大学院生でシニアレジデントであるという、一行で済むような自己紹介に1,000字ほど費やしました。

 (1)毛穴うんぬんは医学的事実ではありません、念のため。

渡邊公聡

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昨年の氷雪まつりの様子。北海道○○市の観光ページより

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