精神科学教室 活動報告

2論文採択のご報告

2013.08.14

栃木が共著者となっている論文が2報採択されました。

Saito et al.は健常者の脳の中で自閉症の傾向と関わると思われる部位と、オキシトシン受容体遺伝子との関連を報告した論文、Ikegame et al.は統合失調症患者の末梢血由来DNAにおいて、BDNF(神経由来栄養因子)遺伝子プロモーター部位のメチル化の状態を調べた論文です。

それぞれ、東京大学医学部精神医学教室、分子精神医学教室を中心として行われた多施設共同研究の成果です

Saito Y, Suga M, Tochigi M, Abe O, Yahata N, Kawakubo Y, Liu X, Kawamura Y,
Sasa ki T, Kasai K, Yamasue H.                                            Neural correlate of autistic-like traits and a common allele in thye oxytocin receptor gene. Social Cognitive and Affective Neuroscience in press.

Ikegame T, Bundo M, Sunaga F, Asai T, Nishimura F, Yoshikawa A, Kawamura Y,
Hibi no H, Tochigi M, Kakiuchi C, Sasaki T, Kato T, Kasai K, Iwamoto K.             DNA methylati on analysis of BDNF gene promoters in peripheral blood cells of schizophrenia patients. Neuroscience Research in press.

 

栃木衛

 

 

2013年国際アルツハイマー学会議(米国 ボストン)に参加しました。

2013.07.24

無題.jpg 2013年7月13日~18日に米国ボストンで開かれた『2013年国際アルツハイマー学会議(AAIC 2013)』に参加しました。今回は、浜市先生(北海道室蘭市 三村病院院長)との共同研究の報告です。内容は、頭部MRIを用いたVSRAD(早期アルツハイマー病診断支援システム)によって、日常診療でしばしば遭遇する以下の2つの問題の手掛かりを探るものです。

 

2会場.jpg

①老年期の気分障害で多くみられる仮性認知症の症状とアルツハイマー病の初期症状とは類似した臨床症状を呈することがあり、鑑別に困難を要することが多い。

②気分障害からアルツハイマー病への移行について(気分障害の病相回数が多いほど認知症の発病危険率が高くなるという報告がある)。

 

3会場.jpg結論は、アルツハイマー病と気分障害の鑑別において、VSRADのZスコアが1.52以上であればアルツハイマー病の可能性が高く、Zスコアが1.32以上であればアルツハイマー病への移行を注意すべきではないだろうかというものです。この結果が日常診療において一つの目安になるのではないかと考えています。余談ですが、実はVSRADは我が国のみで用いられている解析ソフトであり、この報告が実際に外国人にどのように感じたものかと・・・・・。

 

Boston Convention and Exhibition Center(学会会場)

赤羽晃寿

  boston morning.jpg

ボストンの朝

Fenway Park.jpgのサムネイル画像

 

 

フェンウェイ・パーク

(ボストン・レッドソックス本拠地)

 

 

Harvard University.jpgのサムネイル画像

 

 

 ハーバード大学

(遠くに ジョン・ハーバードの座像)

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