精神科学教室 活動報告
「認知症サポート医養成研修」
2017.01.30
1月28・29日の2日間にわたり、
・かかりつけ医の認知症診断に関する相談・アドバイザー役、
・地域医師会と地域包括センターとの連携づくりへの協力
・医師会を単位とした、
当初は、伝達講習を行うための役割だったものが、
研修は国立長寿医療センターの先生方を中心に行われ、
栃木 衛
「若年性認知症講演会が行われました」
2017.01.18
平成29年1月14日、板橋区・板橋区医師会主催による若年性認知症講演会が板橋区立文化会館で行われました。
講演1は「若年性認知症とは?-医療と最近の話題-」と題し、栃木が担当させて頂きました。新オレンジプランに基づく昨今の認知症をめぐる社会情勢や、若年性認知症の基本的な情報、最新の話題についても紹介させて頂きました。
講演2は10年にわたり若年性認知症の奥さんの介護を続けてこられた羽鳥彰紘さんの当事者家族としてのお話「若年性認知症の妻との10年の歩み」でした。羽鳥さんは家族会の「若年認知症ねりまの会MARINE」の会員でもあり、①家族会に入会すること、②認知症であることを隠さないこと、という介護を行う上での2つのポイントを強調して下さいました。紹介して下さったたくさんの奥さんとのツーショットの写真を拝見していると、つい幸せそうに思えてしまいますが、その裏にある多くの苦労で支えられているものだと思いました。
大変貴重なお話でしたが、特に認知症が進行した際に気を付けられていたという3つの「ない」:①(これくらいはできるだろうと)期待しない、②(何をしても)否定しない、③(思わぬことが発生しても)うろたえない、には感心させられました。
今後、当科でも様々な面で患者さん、ご家族、地域の役に立てるように、体制作りを進めていければと思いを新たにしました。
今後、当科でも様々な面で患者さん、ご家族、地域の役に立てるように、体制作りを進めていければと思いを新たにしました。
栃木 衛