精神科学教室 活動報告

大量服薬自殺未遂の処方内容を検討した論文が掲載されました

2020.01.07

赤羽病院准教授らが大量服薬自殺未遂を繰り返す患者を対象に前医処方内容の検討を行った結果をまとめた論文がJournal of Depression and Anxiety誌に掲載されました。独創的な視点に基づく貴重なデータを提供していると思われます。オンラインジャーナルで無料でどなたでもご覧になれますので、是非ご一読下さい。

Akahane A, Matumura K, Oshikubo G, Kanai R, Watanabe Y, Tochigi M, Hayashi N, Ikebuchi E. Are the prescriptions of psychiatric patients who repeatedly attempt suicide distinctive? A study based on a survey of prescription drug overdose patients admitted for emergency medical care. J Dep Anxiety 8:351, 2019.

第24回板橋区医師会学会

2019.12.10

2019年12月7日に行われた第24回板橋区医師会学会で、森岡医師が「成人発達障害の入院治療について~帝京大学病院メンタルヘルス科の現状~」という題名で、当院における成人発達障害の入院治療の現状と、短期精神病状態を合併したADHD症例について発表を行いました。結論として、本人の特性を理解するように働きかける精神療法、家族や地域と連携した社会的サポートなどが重要であり、支援には多職種連携が重要な役割を果たしうることを訴えかけました。今回の発表が、地域の先生方との連携促進のステップになれば幸です。

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