3月21日、ホテル椿山荘東京にて医学部謝恩会が開催された。卒業生代表の謝辞に引き続いて冲永副学長、滝川医学部長の挨拶があり、川杉教授の発声にて乾杯となった。今年度は4年生の時にPB L（problem-based learning）で担当した学生の卒業年度に当たっていたこともあって、様子が気になっていた。こちらがどの程度役に立てたのか分からないながらも、めでたく卒業・国試合格となった卒業生から「お世話になりました！」と挨拶してもらえるのは教職に就いている者の特権ではないかという気がする。一方で、思うように勉強を進められなかった学生の情報も耳に入り、喜んでばかりもいられなくなるが、仲間どうしで助け合っている様子が伺えたのは幸いである。どういう結果であったにせよ自分自身で受け止めてもらうしかないのだが、へこたれずにそれぞれの道を切り開いてもらえればと思う。

栃木　衛