精神科学教室 活動報告

睡眠と不安抑うつについての論文が受理されました

2015.08.09

  東京大学大学院教育学研究科などとの共同研究の成果をまとめた論文がSleep Medicine誌に受理されました。都内の中高一貫校で5年間にわたり、睡眠習慣や不安抑うつについてアンケート調査を行い、相互の関係について解析を行いました。その結果、就寝時刻が遅いほど不安抑うつが悪化し、また不安抑うつが悪化するほど就寝時刻が遅くなるという悪循環に陥ることが実証されました。早寝の習慣を維持することが、中高生の精神衛生上も望ましいと言えそうです。

Tochigi M, Usami S, Matamura M, Kitagawa Y, Fukushima M, Yonehara H, Togo F,Nis hida A, Sasaki T. Annual longitudinal survey at up to five time points reveals reciprocal effects of  bedtime delay and depression/anxiety in
adolescents. Sleep  Med in press.

栃木 衛

 

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